とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

なかなか制作が進まない

 

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美術の先生をしながら制作をしている人は少ない。

                                  

僕と同じ高校の先生もなかなか限られる。中学校の先生では、ほぼいない。

美大芸術学部を出ても日々の仕事や生活の忙しさに追われて描けなくなる。

制作を続けている人はほんの一握りだ。

 

でも、制作をしない一番の理由は「制作しないことが楽だから」だ。

また、美術の制作というと自分自身の内面や力と向かい合わなくてはならない。

テーマや表現方法を考え、制作しながら自分の実力と向かい合う。答えのない問題に取り組むことが苦痛であり、それから離れる方が楽である。

僕はそのせめぎ合いの中で制作を続けている。

 

描いて3日の絵。10月上旬のコンクールに出そうと描いている。

今日から子ども小学1、3年生2人も学童クラブが休みで夏休みで家にいる。

子どもが寝てる時間しか、描けない。

まだ子どもの相手も必要だから。

作家をやっている人は、上手く割り切れているのだと思う。

僕は高校教師も楽しい。

そこの厳しさの差がプロとアマチュアの差なんだろうなと考える。