とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

教師も夏休みは終わる


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厳密には始業式は来週金曜日からだ。

でも、明日から勤務が始まる。

それでも以前よりは、だいぶ休みが取りやすくなった。

今は学校閉庁日というのが、学校ごとで定められており、基本的には学校が開かない。

部活動の大会があり、そのために練習するとかでないと開けることはできない。

その学校閉庁日を中心に夏季特別休暇(5日)や年休(有給休暇)を入れる。

十数年前は、夏休みは朝は陸上の学校代表の練習、その後、部活動の指導をして昼御飯食べたら夕方4時みたいな感じだった。近年は研修などが入り、忙しいことが多くなった。

 

今年の夏休みは、家庭訪問、三者面談、校内・校外研修、出張、教科書選定の取りまとめ、会計関係の書類の作成、探究の学習の校外学習の用意等で、学校に行った日は、忙しかった。

特別支援学校に勤めていた経験(保護者との関係作り、情報交換が大切)から面談では保護者と話のキャッチボールが弾むようになって、1年生1学期の面談で最長2時間もの話になった。平均40分。それだけ情報交換できるのはありがたい。

 

この忙しさに本来は部活動もついて来るのだが、美術コースのある学校のように美術部が活発ではないのでその点は楽である。美術系の進路を考えている生徒もいるので、本当は頑張ってほしいのだが(涙)。コロナ禍の影響で活発化しない。

それでも1週間強、休みが連続で取れるのはありがたい。

 

僕はデスクワークがあまり好きではない。もちろん仕事はちゃんとするのだが、嫌になる。

「夏休みで生徒がいなくて集中して書類仕事さばけるぞ!」

と思うのだが、2、3日目には嫌になる。

やっぱり生徒がいてこそ、やる気が出る。

でも生徒が来ると何かと忙しくなるのだが。

そこは教師に向いている点かなと思う。

だからサラリーマンには向かない。

 

認めたくないけど、画家や芸術家に向かない点もそんなところだと思う。

人間関係を割り切ることができる人が自分の作品に没頭できるのだ。

画家や芸術家は基本、孤独だ。

それに向かい合わないと自分の作品を追求できないのだ。

と考えながらも、今日も描く。僕は凡人だ。

明日から車で片道45キロの道を通わなくてはならない。

凡人の戦い。