とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

青少年のための科学の祭典に連れていく


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このブログは、だいたい寝床で子どもを寝かしつけながら、その日を振り返り、書いている。

昨日は、小1の娘が腕まくらをしてほしいと利き腕にすがり、書くことができなかった。そう言ってくれるのもそのうちかな。


一昨日、宇宙関係が好きだと話を書いたが、僕は星の並びを見るよりも、その星の状態、環境、構造なんかの方に興味がある。

昔、ゲームのガイドブックがあり、その世界感やアイテムのイラスト特徴を見て、想像を膨らませるのが好きなタイプだ。

 

昨日は子どもを連れて青少年のための科学の祭典というイベントに出かけた。

子どもが小学校よりチラシをもらって来ており、楽しみにしていた。よく見ると実験体験には事前予約が必要で、締切日をとっくに過ぎていた。

入れないかなと心配したが、予約が必要ないブースもあるようなので、ひとまず行ってみることにした。

 

行ってみると、締切日までに定員が埋まってない講座もあり、上の子(小3)は3つの体験を受講することができた。

CDに絵柄を描き、回転して混合させるものや、プログラミングでロボットを動かすものだった。

それ以外の予約がいらないブースは小1の子もでき、よく飛ぶ模型飛行機作りや振動で動くおもちゃ作りなどを体験できた。

こういった体験をしていくと科学に興味を持ち、理系に行きたくなるのかなと思う。

 

科学には夢がある。明るい未来を作って行くには科学の発展は不可欠だと思う。環境問題にも、科学は悪影響を及ぼしてきた部分もあるが、それを解決できていくのも科学だと考えている。本当、その不器用さが人間が産み出したものて感じだ。


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まぁ、僕は子どもはデザイナーにでもならないかなと考えている。

しかし、妻は美術系反対だ。(なぜ、美術の男と結婚している(笑)と思うのだが)

昔は、美術が上手くて、勉強が苦手な子が、美術に行くようなイメージがあった。運動系の進路と似たような感じだ。

でも、時代は変わって来ている。

代表的な考え方は「デザイン思考」だ。

昔のデザイナーは、商品のパッケージやポスターなどをデザインしているイメージだった。

日本ではそれが根強いのだが、今は商品をどう消費者の生活に合わせて、生活スタイル込みでデザインしていくか、どういう販売スタイル、生産ルートを取るのかなど、商品に限らず、サービス全体を使用者を意識してデザインするようになっている。

Appleなどの会社は、デザイン思考を早くから取り入れて、iMaciPhoneなどの他の製品から一線を引いた商品を打ち出し、のしあがった。

日本は高度経済成長期の高機能主義で使用者のことをおろそかにしてここ20年遅れてしまった。

スマートフォンにはボタンがほぼなく、日本のテレビのリモコンには一生に一度も使わないと思われるボタンがいっぱいあるのが、よく例に挙げられる。

だからスマートフォンは、幼児や高齢者でも感覚的に扱いやすい。

日本企業の中ではちょっとSONYが盛り返して来ている。


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東大にもデサインと工業が一体となったデザインエンジニアリングの研究施設が近年できた。ビジネスマンにもデザイン思考の役割が求められる時代になってきたそうだ。

 

これからの第一線にいるデザイナーには、思考のレベルの高さが求められる。色々な分野を知り、それを融合し、発想する力が。

(勉強ができないと難しくなって来ている)

作るのは他人で良いし、3Dプリンターなどの機器も進化してきている。

僕も油絵を描くのが好きではあるが、昔に戻れるならこれからの時代のデザイナーの仕事、役割はとてもおもしろいと思う。

簡単な枠に収まらなくなって幅広い分野で活躍するようになって来ているから。

うちの子も目指してほしいな。