とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

動画編集はなんで時間かかる・・・

先週の土日は文化祭だった。



僕のクラスは、ある童話を撮影して編集して動画にし、発表した。

1年生で初めはよくわからない感じだったが、

フェルトを利用して衣装を作って見せたところ、

生徒たちの火がついて、どんどん盛り上がった。

悪いお后が大女優を発揮し、そうなるととんとん拍子だった。

 

生徒たちは楽しさと満足の仕上がりで、十分喜んでいた。

それぞれで縁起やシュチュエーションの工夫を話し合い、撮影できた。

他の先生方からも生徒がイキイキしているとお褒めの言葉もいただいた。

クラスの仲をさらに深めることができた。

 

結果は1年生ながらも準優勝できた。

悪いお后役は大女優を発揮して

大爆笑をとり、最優秀演者賞も受賞した。

 

「先生、(2年になる時に)クラス替えをするのやめましょう。

このメンバーで来年も行きたいです」

と生徒たちから聞くようになった。

約束はできないなぁ。僕も2年生の担任になれるかわからないし。

 

でも、クラスの仲作りは上手くいっている。ありがたい。

1年生で初めての文化祭にしては良くできた。

優勝は、来年、再来年の宿題にしておこうと伝えた。

 

今回は本当に学級の活動の時間がほとんどなく、動画の編集は僕が受け持った。

音源の著作権の問題もあるので。

著作権フリーのところから音源を利用させていただいて

3日の文化の日に編集した。(2日まで撮影、4日提出締め切り)

15分の動画を作るために、10数時間かかり、

久々の完徹だった。で授業が午前中4時間中、4時間で、

午後は中学校向けの説明会で・・・

今週の月曜日は代休で家庭用にDVDに焼こうとNGシーンを入れ、編集する。

新型コロナの影響で家庭の人が文化祭で見ることができなかったからだ。

これでもうお昼。

書き出そうとすると変換に1時間かかる。エフェクトをつけすぎ。

クラスの家庭分、枚数をDVDに焼く。

途中で間違って終了を押してしまい、また、変換から始まる・・・

結局、休日の1日使う。

ミスを含めて何だかんだ、動画編集は時間がかかる。

高性能なパソコンだと違うのかな。

 

翌日に空き時間に学級だよりを作って、DVDと合わせて終礼で配る。

で、なんでこんなことをするかというと支援学校に勤務の経験からだ。

生徒の中には自分のことを、保護者に伝えることができない子がいる。

それをDVDや学級だよりで伝えると子どもの様子が見え、喜んでもらえた。

これは高校に勤めても同じだ。

思春期の子どもたちは、あまり学校の様子を話さない。

こんな行事の子どもたちが励んでいる様子が見えると保護者も喜んでくれる。

そして学校への信頼が増す。

逆に子どもたちが自慢して保護者に見せてくれたら、さらに良い。

学校行事を担任は大事にすべきである。それがこの理由。

 

でも、今のクラスの愛着が良くなって子どもたちが

2年生でのクラス替えを嫌がっちゃうんだようなぁ。

よく考えたら、僕は高校では今までクラス替えの経験がない。

今までは美術コースのあるクラスで、3年間同じメンバーだった。

3年間、同じだから仲良くしなさい!が方針だったので。

 

クラス替えは僕も未知の世界・・・