とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

こんなところにも氷河期世代3

定価が見えるから難しい。

怒っているわけではない。

今回、佐賀県で行われる全九州高等学校総合文化祭に来ている。

学校ごとで引率の先生が旅行業者に依頼して

生徒と自分の移動の交通の手配をするのが通例だ。

手配の時に旅行業者に連絡をいれても連絡がつかない。ということが一週間以上あって、やっとのことで連絡がついたのだが、

聞いてみると全国旅行支援に振り回されているそうで、

どこの旅行業者もパンク状態だそうだ。

修学旅行もこれに合わさっている忙しさなのだと思う。

交通費だけでは旅行業者も旨味がないし、本当に忙しそうなので、

自分でネット検索して駅の窓口などで手配した。

 

本題は宿の方だ。

宿に関しては大会事務局が用意した旅行業者に手配してもらうのがだいたい流れだ。

個室で県ごとに集団で宿泊を割り振るので遠くなるのも仕方ない。

まぁ、タバコを僕は吸わないのに、

ガンガンタバコ臭い喫煙者用の部屋を当てられたのも仕方ない。

僕もあんまり気にしない方だが、

窓を開けて、買ってきたファブリースを

ガンガン撒いた。

 

気になるのは宿泊費用だ。

事務局からは一泊朝食つきで6500円の請求が来ている。

ただ、ホテルの壁面には個室一泊朝食つきで4800円と書いてある。

また、僕は夕食をつけなかったのだが、ホテルのレストランの夕食をつけるとプラス2000円だった。

移動につかれてしまい、結局、ホテルのレストランで食べたら、その場で支払うと980円だった。

合わせて2700円くらい、旅行業者が上乗せしている。

 

この事を怒っているのではなく、

このシステムがちょっと行き詰まって来ているよなと思う。

お客さんに定価がばれている。

アマゾンなどのおかげでもある。

アマゾンで希望小売り価格がだいたいわかる。

地元の業者さんから文具や教材を仕入れるとどれくらい載せて来ているのか、

見えるようになった。

これからはやっぱりその儲けのビジネススタイルでは、見える化してきている分、

難しくなって来ているように思う。

いかにサービスを良くして、

顧客の満足度を上げて行かないといけない

時代になっているんだろうなと思う。

 

タバコ臭さも相まって、今度から自分で

宿も手配しようかなと思った。

僕の分は出張費、生徒の分はPTA費から出ているので直接の手出しはないのだが、

氷河期世代なので、

ケチりたくなってくる。