とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

人生で一度だけ、占い師に占ってもらったことがある。

最近、ちょっと忙しくてバタバタしていた。

やっと、先週土曜日に出荷できた(締切が来てコンクールに応募した)。

F100号(116.7x168.0cm)という、大きさの絵で1月くらいから描いていた。

仕事の忙しい時は描けない時もあったが何とか描いた。

画像だとよく見えないが、まだ少し荒いところもある。

終わったと慌てて外で写真を撮って、レンタカーの軽トラで運んだので、

反射光で上の方が光っているのに気づかなかった。



で、占い師の話は25歳の頃の話。

大学を出て、大学院に行かず、東京で絵を描きながらフリーターをしながら暮らしていた。

アルバイト帰りの駅の近くのスーパーで手相占いをやっていた。

一回1000円の安いやつ。

で、人生に迷っていたのか、ふと占ってみようかなと人生で初めて占ってみた。

 

すると、「あなたは美術をやっていますか?」と聞かれた。

特にそれらしい格好をしていた訳でないので驚いた。

占い師が言うには、才能はあるが、大きい作品は仕上がらないことが多いので、

小さい作品からやって言った方が良いと言われた。

これもドキッとした。当たっていたからだ。

描くのが遅いのもあり、大きい作品が中途半端で終わることが多かった。

また、「運動されていますか」と言う。

僕はあんまり運動は得意ではない。

それを伝えると「そうですか、でも、やってみると良いですよ」と言われた。

その後は運動はボチボチしかしてないけど、

周りが年齢と共に落ちるお陰でこの前のクラス対抗リレーとか、

速く走ることができている。

期待せず、頑張っているから。一周回って時代が来た。

でも、美術をやっていることを言い当てられたので、

それから怖くなって占い師に占いはしてもらっていない。

 

今回、大きい作品を仕上げたが、その占いを越えたのか、

まだ、占いのままなのか、わからない。

占いを越えていると良いけど。

結果は6月上旬に出る。

前回は入選もせず、落ちた。案の定、完成度も低くかった。

あんまり、人生を言い当てられると怖い。

千円くらいだから、わからないけど。

占いをしてもらいに来るから悩みがあるのはわかるのだろうけど。

人相で読むのか?優柔不断そうだから、そう言われるのか。