今、子ども向けの彫刻刀が、どうなっているか、皆さんご存知ですか?
小学4年生の息子が、小学校から、彫刻刀の購入の封筒をもらってきた。
封筒はカタログになっていて、カラー刷りでカラフルな彫刻刀ケースの写真がいっぱい載っていた。
今の彫刻刀のケースは、ランドセルや筆箱のようにかわいいイラストがついていたり、キラキラチャーム(アクセサリー)やスポーツメーカーのロゴがついてたりする。
スーパーマリオ等の有名キャラのイラストがついているものや、ポシェット、スマホカバーのように生地を縫い合わせた豪華なものもある。
昔の青い紙箱や透明プラスチックのケースに入っていた時代と大違いだ。
↑円柱だったころ
彫刻刀本体も、ただの木の円柱ではない。
プラスチックのような樹脂製で歯ブラシのように反りのあるデザインで持つ手にフイットするように設計されている。
また、ケガ防止のためのガードが刃先についていたり、ボールペンのように手元にはグリップがついていて、安全設計だ。
価格は二千五百円くらいする。
子どもは、クリアブラックか、アイスブルーが良いと言っている。
半透明の本体の彫刻刀だ。
凝ったカバーのものには目がいかなかったようだ。
親としてはウッドブラウンを勧めてみた。
購入用の封筒に昔ながらの木の彫刻刀もすみっこに小さく載っていた。
これまた昔ながらの透明ケースに版画用のばれんも入って900円くらいでリーズナブルだ。
子どもは「安全カバーがついてないから危険だ」と言う。
ケガをしながら注意深くなって行くものだと思うけれど。
氷河期世代としては、昔ながら木製のウッドブラウン(本当はそんな名前ついてない、ただの木)を使いこなすのがステキだと思う。
価格的にも。
本質的な彫刻刀の切れ味は今も昔も変わらないと思う。
どうやらアイスブルーに落ち着きそうだ。
いや、今、母親に怒られ、透明プラスチックの箱入りのウッドブラウンに少し傾いた。
さらに状況が悪くなり、ドラッグストアの格安、紙箱のウッドブラウンになりそうだ。
あんまり、ウッドブラウンと言っているとチャリーブラウンの友達のような愛着が湧いてくる。