とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

この三連休の悩み

ふと、ホームページよりメールが来ていた。

作品を載せているホームページを持っているのだが、そこを見たギャラリー(画廊)から再送で連絡が入っていた。

一度メールを送っていたらしいのだけれど、気づかず、迷惑メールのフォルダなどに入っていたのかもしれない。

 

そこの銀座のギャラリーがWebギャラリーを開設しており、無料で作家登録しませんかということだった。

詐欺も怖いのでインターネットで調べると確かに出ている。

たぶん、ちゃんとしたところではありそうだ。

 

ギャラリー(画廊)について

ギャラリーは作品を販売してくれるところである。

ギャラリーが作品を買い取ってお客さんに販売したり、作家が個展を開くことでそれを紹介して販売してくれる。

東京銀座のギャラリーは小さいところでも1週間に20万円は使用料がかかる。

そこに作家さんは展示するのだが、ギャラリーに力があれば、固定の良いお客さんが見に来てくれて、購入してくれる。

美術業界の関係者も覗いてくれる。

力のないギャラリーで個展を開催しても、お客さんに恵まれなければ、開催した実績しか作家に残らない。

 

また、販売できたとしても、販売額の半分が手数料(ギャラリーによって割合は異なる)として引かれる。

だいたい半分。

だから10万円で売れても、作家には5万円しか手に入らない。

 

作家側からすると半分も手数料取るのは、多すぎではないかと思う。

ギャラリーの経営者は、それなりに見えない部分で大変なんだと思うのだが。

デパートなども半額手数料が引かれる。

だから個展を開く場合、会場使用料+作品の販売の半分が引かれた額が作家の手元に来る。

よほど売れないとそれだけでは、作家は生活していけない。

 

これが会場側の企画であれば、会場使用料は基本かからない。

手数料だけがギャラリー側の取り分になる。

地方になるとギャラリーの会場使用料を取るだけで、作品の販売手数料は取らないところが多い。

でも、購入してくれるようなお客さんはなかなか来ない。

そのバランスが難しい。

 

連絡してきたギャラリーはWeb上で販売したり、個展を開催している。

Web上での個展開催の使用料を取って経営に当てているのだろう。

販売手数料も五割である。

僕はギャラリーなどに登録されたことはない。(活躍が薄いので)

 

せっかく、声をかけてもらったから、載せたい気もするが、Web個展開催の要員のような気もしてならない。(個展開催費で経営していくための)

しかし、虎穴に入らずんば、虎子を得ずでもある。

何がきっかけになるか、わからないし、縁を繋げて行かないと名前は上がらない。

この三連休の悩みである。

台風も来ているし、考える時間はたくさんある。

 

今、家では砂糖が切れてしまい、ピンチのようなピンチでないような。

買いに行こうとも思うが、外に出るなとニュースが言っているので、台風がすぎるまでは砂糖を使わない食生活をしなくてはならない。

こちらも悩み。