とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

木のぬくもり手作りスプーン

今年は休みの並びが多く、最後の三連休になるとコロナ禍もあって

子どもとすることがなくなって来た。

さすがに5日も6日も公園に走りに行くのも何かなとと思っていた。

 

そこで

全九州高等学校総合文化祭佐賀大会で買っていた木のスプーン作りに取り組んだ。

(買って来てたの忘れてた)f:id:HONDA_TAKASHI:20230108141537j:image

福岡県の大川市の大川家具は有名だが、その大川市を川で挟んで向かい側にある

佐賀県の諸冨町の家具も有名である。

尚、この二つの地域を繋ぐ橋は

昇架橋でこれも歴史ある建築物である。

 

その諸冨町に飛鳥工房という、

木製のおもちゃや食器の工房がある。

そこのオーナーはお子さんが生まれたとき、

お子さんが口に物を入れても害のない、

おもちゃや食器を作りたいと始められたそうだ。

そこで高校生は交流で

木のスプーン作りを体験した。

 

それが木の風合いが味があって素晴らしく

良いなぁと思っていたら、

そのスプーンのキットが売ってあって、

子ども用にお土産で買った。
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キットといっても一からではなく、

張り合わせた2種類の木にスプーン型に

彫り込んであり、バリを手で取って、

ヤスリできれいに磨き上げていく作業になる。
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ヤスリは3種類あり、形を整え、

丁寧に磨いてスベスベにする。

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茶とベージュのツートンのスプーン。
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最後にクルミを潰した油で磨くと木に

しっとり

したツヤが出る。

 

次の日の夕食がシチューで子どもたちは、

自作のスプーンを使いたいと

用意し、満足しながら食べていた。

飛鳥工房さんの思いを改めて知ることができた。

木と一緒に生きてきた日本の文化も素晴らしいと思う。大事にしていきたい。

 

自分で作ったものだと愛着が湧き、

また味わいが違うね。