とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

教育実習生が帰っていったの続き


6月に体育の教育実習生がうちのクラスに所属した。

最後に僕のところに挨拶に来て、

「うちのクラスに入れて良かったです。自分が高校生の頃と違ってクラスみんなが

仲が良くて楽しかったです」と帰っていった。

次の週には、全国大会の県予選があり、その先生は出場しており。

惜しくも準優勝で県代表にはなれなかったがそれでも凄い。

それは以前、挙げていた記事だ。今回はその後について。

 

 

教育実習の翌週には、生徒たちに「教育実習の先生が楽しかった、

良い経験になった、教職への想いが強くなったと言っていた」と伝えた。

僕自身も教育実習で教職への想いが強くなったので、

その思いを繋げたいと思っていた。

教育実習で良い思い出を作ってほしい。

その後、目指すか、目指さないかはその大学生の権利。

 

そして、そんな教育実習生を応援するクラスであってほしい。

中には教育実習の経験を経て、教職を諦める大学生もいる。

僕自身も教育実習の経験が良くて、教職への想いが強くなった。

頑張る人を応援する人になってほしい。

このことは、生徒に話をしている。

 

この間の大会、県を1位の選手は、なんと全国で優勝したので負けても仕方なかった。

で、うちのクラスに来ていた教育実習の先生は、なんと、一発合格してしまった。

なかなか、高校の体育で新卒一発合格は難しい。

体育は倍率が10倍を超えるからだ。すごい時は60倍位に。

大学の現役生での受験は面接で、自分が高校時代の思い出と

教育実習での経験を話す他は話のネタはない。

僕みたいに講師を14年くらいやっていた人は講師経験を話すしかないけれど・・・

その教育実習の良い体験を語ってくれのではと思う。

クラスの生徒たちが、実習生の合格の後押しをしてくれていたら嬉しい。

来年度からは同じ教師の立場で頑張っていきたい。

 

話は変わるが、ある傾向が今年度の採用試験には出ていた。

今年は募集よりも採用数が多くなっていた。それもほとんどの教科で。

僕の採用の時は募集がなかなかなくて、高校美術は6年ぶりの募集だったのに。

最近の教職のブラック労働の記事の問題から希望者が減り、

学校現場の人手不足が話題になっての反応だろう。

そんな時代が来るとは夢にも思わなかったな。