とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

デジタルとのアナログ

2学期に慣れてきたが忙しくなった。

特に今年度からタブレットパソコン(クロームブック)を使い、授業を行うようになったことが大きい。(去年はそこまではなかった。9月に入ったし。

 

鉛筆で描いたトリックアートをタブレットのパソコンのカメラで撮影して提出。

アイビスペイントというドローイングソフトでポストカードやロゴデザインなどに取り組み、提出、採点して返すことをしている。

Googleクラスルームで課題を出し、提出させ、それを見ながらコメントをつけたり、点数をつけたりできることは、素晴らしい。

人の作品も電子黒板に写し出すことで、鑑賞もできる。そこからプリンターで印刷することもできる。

この一人一台端末を利用した取り組みをギガスクール構想というのだが、簡単にオンライン上に保存でき、どこからでも、アクセスが可能な分、仕事の持ち帰りが増えた気がする。というか、増えた。

まぁ、それと総合的な探究の時間の校外学習と文化祭の出し物の件で最近忙しい。


f:id:HONDA_TAKASHI:20220917213609j:image
f:id:HONDA_TAKASHI:20220917213622j:image

さてさて、ドラッグストアーのガチャガチャで衝動買いをしてしまった。

知っている人は500円でガチャガチャのシリーズで大きなダンゴムシを見た人がいると思う。そのシリーズのクワガタ。

僕は買っただけで、作って遊ぶのは子ども。

500円でかなりリアルな出来である。

 

もともとおもちゃメーカーのバンダイの社員が、3Dスキャナーを使って、3Dプリンターで大きい昆虫を作ったら売れるのではないかと開発したらしい。

第一号がダンゴムシ

でも、初めて作った時は、リアルすぎて吐き気をもよおしたらしい。

だから、おもちゃとして許せるまで、形を甘くしつつも、リアルさを残しつつとバランスを取って行き、商品化をしたそうだ。

そしてヒットし、たぶん、数十種類シリーズ出ていると思う。

うちはダンゴ虫の2個目だけど。

 

このそのまま写すのではなく、人間の感覚で表現するところに、これから、子ともたちの力に求められる点が含まれている。

先日、授業て好きなロゴマーク調べを行った。

デザインの狙い、配色の意味などはホームページを見れば書いてある。それはただコピーして貼れば良い。

じゃあ、調べたり、人の調べたものを見て、感じたこと、考えたことを出すことが大事なのだ。

ただ、知識を覚える量を競う時代はだいぶ、終わりを迎えて来ている。

ただの知識はGoogle先生に聞けば良いのだ。

集めた情報を理解し、人に伝わり方を工夫しながら、自分の考えを発信していくことが大事なのだ。

教育もそんな時代が来ているとICTに取り組みながら思う。

うちは、妻が虫が苦手、特に家で飼うのが苦手なので(寝ている時にカサカサするのが嫌らしい=アナログ昆虫)。代わりに買ってやった感じ。

ブーンと口にしながら子どもが遊んでいる(デジタル昆虫)。

アマゾン?海外産のクワガタだが。

グローバル教育?!