とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

NHKをぶっ壊さないに1票


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最近、絵の画像を上げて無かったけれども、ボチボチ進んでいる。

ちょっと引いて撮っているので、黄色の水入れと比べて作品の大きさがどれくらいあるか、わかりやすい。

横の長さは、大谷選手の身長より長いはず。と思ったら、同じ身長だった。193センチ。大谷選手大きい。だから進みが遅いはずだ。

これからは大谷選手を想像しながら描きたい。

右手の質感が上がって来て、楽しくなってきた。

 

絵って、始めの描き出しは、イメージが広がって楽しいのだが、描き進めると自分の画力や構想力の弱さ、絵の具の響き合いなど多くの壁にぶつかって、嫌になってくる。

子どもが鉛筆の下書きが良くても、色付けが嫌いなのことと似た感じだ。

でも、その苦しい壁を突き進んで行くと急に答えが見えてきて、絵が言うことを聞き始める。そうなると楽しくなってくる。

でも、辛さが95%以上ある(勝手な本田比)。

その苦しさを越えた、5%の楽しさに辿りつける人は、楽しんで続けていくことができる人だ。

でも、大体の人は、その苦しさの入口で止めてしまう。

苦しさを乗り越えて行ける人が、作家になって行ける人だ。

手前で仕上げてしまう人でも、作家になる人もいるので、その人が完全に間違いというわけでもないのだが。

 

とにかく、絵の制作に長時間向かっていないと、ぶつかった壁の答えが見えて来ない。

お坊さんのように沈黙をもってシーンとした中で制作に向かう人はいないだろう。

少なくとも僕は続かない。

音楽を聴きながら制作に取り組む人もいる。

あのイチローも音楽を聴きながら練習をしていた。

「しながら」だとダラダラと長時間、練習ができて良いと言っていた。

 

僕は映画やアニメをつけながら制作をしている。耳を立てて聞いている。テレビのトーク番組ほど、しっかりと聞いてなくて良いし、アニメとかになると30分ほどで山場があり、時間の区切りがわかる。

映画だと2時間はちょっと長いし、話が重い、耳で聞く分には。

ドキュメンタリーなんかも見入って、ちょっと聞き流しにくい。

時々は見るけれど。

 

僕は宇宙関係が好きなので、宇宙兄弟のアニメが好きだ。主人公が宇宙飛行士を目指して努力している姿に、僕も絵を頑張ろうと思いながら制作できるからだ。

(ついでに年を取ってから目指しているのが勇気をもらえる)

何か目指している人のアニメが、僕には向いている気がする。力をもらえる。

 

最近はNHKでやっていたプラネテスというアニメが前評判が良くて、よく知らずに録画していた。

いつの間にか、最終回を迎えていたので宇宙が好きなので、ふと流しながら制作をしている。

未来の話で、地球の軌道上の宇宙ゴミを除去する仕事している人たちの話だ。

登場人物たちは別にかっこいいデザインはしていない。素朴な顔をしており、目も小さい。少し漫画的なバタバタ感はあるけれど、その分、話で魅せていく感じだ。

まだ途中までしか見てないが、気に入ってマンガをAmazonで注文した。

4巻で完結していることもあり、ちょっと話の展開が早い。

 

うちの家は90%以上はNHKを見ている。子どもの教育番組のせいもあるが、元々、そうだったわけでではなく、〜20代とか民放中心だった。

NHKをよく見るようになった理由は、付き合っていた彼女が山にあるアパートに住んでいたことだ。

なんと、そのアパート、電波が悪くてNHKしか、映らなかった。

それを知っていたら入居する人は少なかっただろう。

今みたいにPrime Videoとかある時代ではないので、遊びに行ったらNHKを見るしかないのだ。

それでNHKを見るようになり、番組の面白さを知り、今も続いている。

ドキュメンタリー番組は特に、民放よりも予算をつけられるせいか、NHKが密着度(距離、時間)が高くて良い。オチまで行く。

アニメも完成度が高い。映像も話も。たぶん予算が全然違うのだろう。

最近は、進撃の巨人やキングダム、ガンダムなんかもやってNHKも変わったなぁ。

NHKしか、見れなかったおかげで興味の幅が広がった。もちろん、民放のドラマとかもたまには見るけど。

 

その時の彼女が、今の妻である。

ちなみに今日は妻の誕生日。出会ってから人生の3分の1が一緒にいる時間になった。