とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

Audible(オーディオブック)を使ってみた。

Audibleはアマゾンのサービスで本を音声で聴くことができる。

月々1500円でプロのナレーターが朗読してくれ、

本を読み放題(聴き放題)で12万冊くらい、自由に読むことができる。

僕は、自動車通勤で片道1時間ほどの学校に通っている。

通勤時間は少しでも削りたいタイプだが、片道45kmあるので仕方ない。

なんかこの往復2時間以上を有効利用したいと思い、辿り着いたのがAudibleである。

テレビでニュースをつけても15〜20分で同じ内容が何度も繰り返してしまう。

音楽を聴くのも良いが、僕は繰り返すと次に何の曲がくるかも覚えてしまうので

何度も聞くことができない。

音楽の聴き放題のサービスも考えたが、日常生活でなかなか本を読む時間が

取れてないなぁ、と思って本を朗読してくれるサービスがないかと

思ったら、出てきたのがAudibleだった。

元々、本は年間60冊くらいは買っているので、月1500円は、

本1冊を買うのとあまり変わらないので利用してみることにした。

 

利用方法は、スマートフォンにダウンロードして、普通に聴くこともできるが、

Bluetoothでカーナビに飛ばして、車のスピーカーでも聴くことができる。

イヤホンでは交通事故が心配なので、この方法で利用するようにしている。

その話を夏頃、紹介していた。今回はその感想。

 

それがこの間、12月までの使用状況がメールで届いた。

そんなサービスがあると知らなかったのでデジタルのデータ管理の

良いところだなと驚いた。

4月中旬から始めたので12月までの9ヶ月で20,000分ほど、視聴していた。

月ごとの使用日数も出ており、多い月で28日間、聴いていた。

本のジャンルごとでも合計時間が出る。

また、最長視聴時間と、最短時間の本も出る。

最長は930分の「同志少女よ、敵を撃て」だった。

本屋大賞を取った作品で、ロシアの狙撃兵を主人公にした第二次世界大戦の話で

事実を織り交ぜた小説だ。

現在のウクライナのロシア侵攻は直接は関係ないが、

現在の状況と重なって考えさせられてしまった。(ちなみにこの話はロシアが正義)

20,000分で50冊くらい聴いていた。(読んだ本は表にしていた)

ちょっと聴きやすいように読み手がゆっくり気味に読んでいるので、

1.1倍速くらいで聴くのが僕には合っていた。

早い人は1.5倍とか、2倍とか微調整でき、速読もできる。

僕が感じた簡単なAudibleメリット、デメリット

<メリット>

①作業をしながら聴くことができる。

テレビやインターネットとの違いは、

ラジオと同じで何か作業をしながら聴くことができることだ。

僕の場合は通勤の車の中でその時間を有効に使え、時間を有効に使い、

知識を深めたり、物語の世界を旅ができたりと満足度は高かった。

②プロのナレーターや俳優さんが朗読してくれる。

その読みの上手さも堪能することができる。

最近は村上春樹さんの小説を聴いたのだが、

高橋一生さんや木村佳乃さんの朗読だった。

③幅広いジャンルを聴くことができる。

読み放題なので買う本よりも幅広いジャンルに触れることができる。

合わない時は簡単に変えることができる。

 

<デメリット>

①聴きにくいジャンルがあるところ。

図がある前提で書かれている本は分かりにくい。

テキストを印刷できるので見ながらじゃないとわからないものがある。

人にもよるけど、哲学や評論など、複雑で読みながら何度も反芻(はんすう)が必要なものは、片手間で聞いていると「今、何言った?」と分かりにくくなる。

専門用語が多い本などもそう。

②朗読してくれる人が1名しかいないところ。

だから男性の場合、女性のセリフを言う。これが小説系の場合、

女性らしいセリフ使いの時には少し無理あるなぁと言う感じ、聴き取りにくくもある。

逆も同じ。まだ、女性が男性のセリフはいけなくはない。

何とか合わせて聴けなくはないのだが、できれば、2者でやってほしい。

朝のテレビ番組で男女2名、ナレーターを置いている理由がわかる。

③何でも朗読してしまう。

注釈でも何でも書籍に書いてあるものを読むので、そのページの終わりや、

章の終わりになったりすると話の流れを区切る話が入ってくるのがちょっと・・・

朗読を前提に書かれた書籍ではないので。

 

<まとめ>

色々差し引きして考えても、メリットは大きかったです。

割と新しい本も入っているので、月に買う本の一冊(1,500円)を置き換えた

と思えば利用しやすいです。

プロの朗読で雰囲気も出やすく、専門用語が少ない小説系が聴きやすいと思います。

どんな漢字か、あまり考えなくても良いので。

小説ではないけれど、僕は落合陽一さんや野村克也さんの本は楽しめました。

収録数が少なかったので、その後、本を何冊か書いましたが。

何でもかんでも、Audibleになっている訳ではないので、本を買って読むことも続ける必要はあると思います。

1ヶ月無料体験もやっているので興味を持った人は利用されてみてはいかがでしょうか。

僕はお勧めします。僕は使い続けます。