とある美術教師の制作日記

絵の制作や教育のことなんかのつぶやき

落選した。


良い時ばかりでなくて、悪い時もちゃんと書かないといけないと思う。

勝負したつもりが入選にもならないとは。

へこむけど、仕方ない。

4〜5ヶ月くらい描いていた作品だ。

まだまだ未熟だなぁ。

だからこそ、今年から通信制の大学院に通い始めた。

この2年で大きく成長したい。

 

美術の人間は、打たれ強い。

それは制作している作品を見られて、批評されることが多いからだ。

また、コンクールも年に何度もある。

出そうと思えば毎月でも出すことができる。

その結果で何度も浮き沈みを味わう。

それに慣らされていく。

 

美術部の生徒もコンクールで強くなる。

高校の運動部で例えると大きい大会は年に4度ほどしかないが、

美術部では出そうと思うと何十回もコンクールがある。

年に10回は出すようにしている。

初めのうちは落選でも、出しているうちに賞に選ばれるようになる。

野球の素振りと一緒で振っていると安定し、ヒットが出るようになる。

そのうちホームランを打てることもある。

今の子どもは失敗経験が少なく、失敗することを恐れる。

でも、何度も出して浮き沈みを味合ううちに慣れてくる。

「くそ〜!次は頑張ろう」という風になる。

それが普段の生活面の行動力も変わってくる。

やってみて、失敗したら考えようと。

だから、美術に進もうと、進まないにしても、

美術を学ぶことは人生にとって良いことだと思う。

最近、美術部勢力拡大中です。

デッサンやりたいと意欲が高く、おかげで部活指導に力が入り、

仕事が少し裁けなくなりました。

ありがたい悲鳴だけど。

 

僕もその生徒たちに負けないように頑張りたい。

絵画のコンクールは、落選すると別のコンクールに出すことができるので、

手直ししてまた別のコンクールに出したい。

中途半端に入選しなくて良かったと考えよう。